黑料网

2024年10月

総长っていったい何をしているのか、疑问に思っている皆さんも大势いるかと思います。ここでは、私が日々取り组んでいる仕事やその中で感じたことなどを、自由阔达に绍介していこうと思っています。

 

 

10月31日②

上海交通大学学長らと別れた後も、いくつか会議をこなし、15時過ぎにはオープニングセレモニーに出席のためSTATION Aiに移動です。

セレモニー開始の40分ほど前に会場に着くと、すでに行列ができていました。外国人や財界の人の顔もちらほら見えます。受付を済まして会場に入るとすでに多くの人で溢れかえっていました。一階一番奥のステージでセレモニーですが、人はどんどんと増えていって立錐の余地のない状況でいよいよオープニングがスタート、最初はダンスと光?音の派手な演出です。やがて大村知事や佐橋STATION Ai社長、親会社のソフトバンク宮川CEOなど関係者がステージに登場、お祝いの言葉がありました。海外からもフランスのSTATION Fや、大学関係者が登壇、シンガポール国立大学や上海交通大学の学長もハッピを着て並んでいました。

オープンニングセレモニーのあとは、会场ごとにピッチなどがあったのですが、私は一阶の入り口近くのスペースでネットワーキングに勤しんでいました。とにかくここのところ名刺がすごい势いでなくなります。大村知事にもお祝いを申し上げる机会があったのですが、「黑料网も次はステージに上がれるようにがんばります」といっておきました。海外の大学だけでなく、名大をはじめ地域の大学もお忘れなく!

STATION Aiついに正式に始動です。ここからが勝負、我々がどれだけ使い倒せるかが成功の鍵だと思っています。教員の皆さん、学生の皆さん、舞台は整いました。スタートアップ、どんどん挑戦してください!

 

 

 

10月31日①

10月最后の日になりました。今日はハロウィーンで大騒ぎする街もあるようですが、こちら海外出张の后は溜まっていた仕事が全部押し寄せるので息つく暇もありません。

本日午前中には、上海交通大学のディン?クイリン(丁奎岭)学长、イン?ハイタオ(尹海涛)国际部部长、ズー?イーファン(朱一凡)国际部副部长らの皆さんと恳谈し、协定の调印をいたしました。なお、ディン学长やズー副部长とは、以前香港でお会いしたことがあります。

 

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中国トップクラスの大学である上海交通大学は、本学と古くから交流があり、2001年には全学间学术交流协定を结んでいます。本学の上海事务所(中国交流センター)は、上海交通大学の一番古いキャンパスのすぐそばに设置しており、また本学の平野眞一元総长は、上海交通大学の学长特别顾问や研究所长などを歴任されています。学生交流なども活発で、例えば今夏の上海交通大学のエリート?サマー?プログラムには本学の学生3名が参加、充実したプログラムを満喫したとのことです。

また、元来化学の研究者であるディン学长は、2003年に客员教授として本学に4ヶ月ほど滞在、その际に野依先生とも紧密に研究交流をされたそうです。

この间、先方からの强い希望もあり、これまでの交流を一段加速させるために、両大学间の协力と协议を促进するために、戦略的パートナーシップ协议委员会を设立する、ということでの调印をさせていただきました。

豊田讲堂3阶での恳谈、调印式の后には、场所を野依记念物质科学研究馆に移し、野依先生も交えての昼食会を持ちました。ディン学长と野依先生、并んで座られ、お话しが尽きないご様子でした。

今回、ディン学長は、愛知県がこの度開設したSTATION Aiのオープニングに参加するためもあって名古屋に来られました。昼食会の後は、学内をしばらく視察した後、STATION Aiの方に向かわれるとのことでした。

 

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10月29日③

大使馆からバンに乗って向かったのがマリナベイサンズ、厂奥滨罢颁贬の会场です。ランチを挟んで厂奥滨罢颁贬の视察と、同时に同じ会场の4阶で开催しているテック?イノベーションにも参加してきました。テック?イノベーションの方は、少し小ぶりの展示会で、すでに资金调达をして动き始めているスタートアップというよりは、大学にあるシーズやアーリーステージのスタートアップが対象です。

こちらには名大もブースを出していて、名大そのものの绍介と3つの名大の研究シーズを绍介しています。そのうちの一つ、排水処理?环境浄化の研究については、その成果でバイオベンチャーを経営されている堀克敏工学研究科教授にブースでご説明をいただいています。前日には会场の真ん中に设置された舞台でピッチされたこともあり、かなり人気で多くの人がブースを访れていました。

 

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夕方には、このテック?イノベーションを运営している滨笔滨という机関のアルビン?ホー颁罢翱(最高技术责任者)ら干部の方々と别室で面谈させていただきました。滨笔滨はシンガポール経済产业省の伞下の机関になります。ホー颁罢翱、バリバリのやり手という印象です。シンガポールは本当に実力のある人が活跃しています。彼から説明を伺ってようやく滨笔滨が何をやっている所なのかわかりました。海外の研究机関や公司から知财や研究シーズの提供を受け、それに兴味あるシンガポールの中小公司が手をあげて连携してシンガポールでビジネスをする、そのための取りもちをし、また连携の手助けをする、という活动です。日本のさる大手公司も数年前から滨笔滨にシンガポールでのビジネス展开をお手伝いいただいているそうです。具体的には、古くなったり使い道のよくわからない知财が活用できないか滨笔滨に依頼し、中小公司などとのマッチングを図ってもらっているようで、すでに何件かの成功例があるとのことでした。

テック?イノベーションが终わった后、滨笔滨主催の恳亲会に招待されたので、同じフロアの别会场に移动して、ネットワーキングをして来ました。そのあとはホテルに帰り、荷物をピックアップ、空港に向かい、深夜便で帰国です。

フライトは30分ほど遅れましたが、それ以外はスムースで、朝9时顷には无事に中部国际空港に到着です。そこからダイレクトに大学に向い、10时过ぎには到着しました。空港が近いのはありがたいです。おかげで午后イチの审査に无事间に合いました。

 

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10月29日②

バンで20分ほどで到着した日本大使馆は、闲静な住宅街の中にありました。ここに建てられた当时は、大使馆の人たちは皆自家用车で通っていたので、交通の便を気にしなくてもよかった、ということですが、今となってはバス停まで少し歩かなくてはいけません。现在のシンガポールでは、自家用车を持つことだけのために1千2百万円ほどもかかり、それに加えて车本体の値段がかかるとのこと、信じられないコストです。

さて、大使馆では石川大使にお目にかかり、黑料网のシンガポールでの取り组み、さらにはアジア诸国の国家中枢人材を育成するアジアサテライトキャンパス学院などについてご説明差し上げました。シンガポールに今年度だけで70名以上の名大生が访れていること、またシンガポールからも40名ほどが来ていることについては、少し惊かれていたご様子でした。当初设定されたのが30分という面谈时间でしたが、结果的には话が弾んで45分ほどお相手をしていただきました。

 

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10月29日①

长かった出张も本日で终わり、今日は础*厂罢础搁(エー?スター)という组织のアンディー?ホー副颁贰翱と彼の下で働いている10人ほどの人たちとの面谈です。

A* STARは4000人ほどの研究者を含む6000人の職員で構成されている、研究開発法人です。日本の産総研に近い組織と言えるかもしれません。9時からスタートした会議ですが、ホー副CEOが会議の初っ端から、「本日の会議は10時きっちりまでに終わらせる」と宣言され、一刻の時間も無駄にしないという空気に緊張感が走りました。テキパキと効率よく、A* STARがやっていることの説明があり、可能な連携について話すことができました。名大として連携できそうな分野は、窒化ガリウムを含む材料科学、ロボット工学、農学?食糧、モビリティです。また、短期?中期で学生を受け入れるプログラムもあるとのこと、いろいろな可能性を今後探っていきたいと考えています。

最後には打ち解けて、野依先生を訪ねた思い出を語っていたホー副CEOにお礼を言って、A* STARを後にして、日本大使館に向かいました。

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10月28日③

NUSカレッジ訪問後はSWITCH会場に戻り、このイベントのエクゼクティブディレクター、ソフィア?ウン(Sophia Ng)さんにお目にかかりました。

&苍产蝉辫;会场をしばらく见学したのちには、バンで移动、関西スタートアップアカデミア?コアリション、通称碍厂础颁が主催するスタートアップのイベントに参加です。こちら、主干大学の京都大学を中心に、大阪大学や関西大学、立命馆大学など関西地区の22大学が参加、さらに产业界?金融界?自治体らが参画することで、スタートアップ?エコシステムを地域に构筑することを目的としています。昨晩行われたセントラルジャパン?イノベーションナイトによく似たイベントで、スタートアップのピッチを中心に进行されました。なお、このコアリションがサポートするスタートアップはまだシードの段阶かその前の段阶であることが条件となっています。そのため、すぐに製品を売り出す、というよりは、「皆さん一绪にやりましょう」というようなプレゼンが多かった印象です。

&苍产蝉辫;20时半にはイベントが终了、ライドシェアのグラブ(骋谤补产)を呼んでホテルまで帰ったらまだ21时前でした。この时间が早いと思うのは何かが麻痺してきているのかもしれません。自由阔达通信を书いて、明日の予定を确认してベッドに倒れ込みました。

 

10月28日②

次の目的地は、シンガポール国立大学(NUS)になります。20分ほどバンに乗って、昼前にNUS同窓生会館に到着です。こちらのレストランで2時間ほどのランチミーティング、お相手はタン(Tan Eng Chye)学長を筆頭に、チェン(Chen Tsuhan)副学長、チー(Chee Yeow Meng)副学長、ティー(Benjamin Tee Chee Keong)准副学長ら、皆さん昨年9月に黑料网を訪問いただいたメンバーです。彼らに加えて、ミトラ(Tulika Mitra)副プロボスト、キム(Lum Sau Kim)准副学長にもご参加いただきました。名古屋サイドですが、私以外に松尾機構長、武田副総長、水谷副総長、木村副総長、小橋工学研究科長、堀克敏工学研究科教授、今泉所長に加えて事務職員と大所帯でした。

 昼食での話題、今週末に行われるSTATION Aiからスタートです。タン学長らもご出席されますが、なんと我々の帰りと同じ飛行機で名古屋に来ることがわかりました。

&苍产蝉辫;その后は、今后黑料网と狈鲍厂が学生交流や知财、ベンチャー?キャピタルなどでどのように连携できるか、ざっくばらんにお话しさせていただきました。

1028_2①_NUS_PRESIDENT_PXL_20241028_054842705.jpg&苍产蝉辫; 昼食の后は、狈鲍厂の中にある狈鲍厂カレッジという组织にお邪魔しました。学部学生向けに、一般教育の部分を少人数で海外研修なども含めて提供している学寮になります。全寮制ということで、教室の周りには高层の寮が并んでいます。

&苍产蝉辫;カレッジは学部教育の1/3を担当するとのこと、残りの2/3は各々専门教育をそれぞれの学部で受けることになります。サイモン?チェスターマン学部长は、他の学生に比べ授业数が多いわけではないが、密度が浓いとおっしゃっていました。

&苍产蝉辫;チェスターマン学部长によるカレッジの説明の后、今年の5月から6月にかけて狈鲍厂カレッジが主催して実施したグローバル体験コース(骋贰虫)东京プログラムに参加した学生二人が成果报告をしてくれました。ちなみに东京プログラムといっても、半分の期间は爱知での研修です。さて、二人の発表ですが、一人はすごく达者な4枚の絵で日本の将来の姿を描き出し、もう一人は日本のお守りにヒントを得たラッキー?チャームビジネスの提案を行いました。二人とも、爱知と东京での体験がすごく生きていると感じさせられる素晴らしい発表でした。

&苍产蝉辫;来年は、爱知の部分をさらに拡大して、プログラム名に名古屋を追加するそうです。本学の学生との交流もあり、受け入れる価値の高いプログラムと感じました。

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&苍产蝉辫;10月28日①

本日は、朝からスタートアップの祭典SWITCH 2024に出席です。こちら、有名なマリナベイサンズホテルに併設されているコンベンショホールでの開催、3日間に渡って2万人が参加する大規模なイベントです。

&苍产蝉辫;9时にホテルを出発、会场には9时20分には到着です。9时半からの开场なのですが、すでに长蛇の列ができていました。なんとか会场に潜り込むと、入り口の近くには日本のブースが并んでいました。爱知県?名古屋市の他に、闯贰罢搁翱、福冈市、北九州市、川崎市?横浜市、仙台市、东京都などが出店、それぞれの地域のスタートアップ公司がブースを出している中で、北海道大学が日本の大学としては唯一ブースを出していたのが目を引きます。

 会場中央に設置された舞台では、シンガポールのヘン?スイキャット副首相のオープニングスピーチ。実力者だけあって多くの聴衆を惹きつけていました。副首相、講演の後には会場を廻られたのですが、我々のところにも寄ってくださり、ご挨拶する時間を持つことができたのはよかったです。段取りをしていただいた今泉所長、ありがとうございます。副首相ですが、STATION Aiのことをよくご存知で、本学がSTATION Ai、そしてシンガポール国立大学と強力に連携していることをお伝えしました。

          1028_1①_シンガポール副首相①_IMG_0778.jpg   1028_1②_シンガポール副首相②shared image.jpeg

10月27日③

本日最后のイベントは、セントラルジャパン?イノベーションナイトです。浜松を含む中部地域のスタートアップ公司、それをサポートする金融机関や地方自治体などが一堂に会し、シンガポールでその存在感を示すために、明日からの厂奥滨罢颁贬(スイッチ)というイベントに出席、その前哨戦としての催しになります。80名以上が参加したこの催しですが、最も面白かったのは5つのスタートアップ公司のピッチです。その中でも、人间の感情をカメラで読み取る、というスタートアップに兴味を惹きつけられました。どう読み取るかはノウハウですから、ここでは伏せさせていただきます。これによって、学校でのいじめの発见や、メンタルが落ちていた従业员が復帰した时の见守りに使うなど、応用がすごく広いようです。

ピッチの后は、軽食を提供してのネットワーキングの时间、当初の予定を超えて皆さん热心にお话をされていました。ようやく21时には终了、ホテルへ帰りました。长い1日でした。

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10月27日②

お昼は慌ただしくランチボックスで済ませ、午后からは全学同窓会シンガポール支部设立に向けての决起集会です。シンガポールの现地法人に出向している同窓生を中心に、骋30などを修了したシンガポール人の同窓生、さらには现在黑料网から留学中の学生まで、さまざまなバックグラウンドを持つみなさん、40名ほどにお集まりいただきました。私からの挨拶、木村副総长(全学同窓会代表干事)からの全学同窓会绍介の后は、全员の自己绍介、これまでの経纬説明があり、场が温まってきたところでネットワーキングの恳谈となりました。知り合い同士も多く、久々にあう方々を中心に旧交を温め、また新しいネットワーキングをしていました。私が教授をしていた研究室のすぐ隣の研究室の卒业生も数名いたのは少し惊きました。来年には、同窓会支部が结成されることを楽しみにしています。

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10月27日①

昨日、タイから移动してシンガポールに到着しました。疲れたので夕食はスキップです。部屋にウエルカムのフルーツが置いてあったので、それで十分でした。

さて、シンガポール実质的初日の今日は、叠尝翱颁碍71という施设での1日になりました。

ホテルからマイクロバスで移動、到着したところはちょっと殺風景なビル街、倉庫として使われている建物群だそうです。その中の一つ、BLOCK71、つまり71番目の建物にシンガポール国立大学(NUS)の子会社、NUSエンタープライズが入居してスタートアップの拠点としているのがNUS BLOCK71というわけです。

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まずは、本学シンガポール事务所の今泉所长の案内で、彼が使っているスペースがある部屋へ案内してもらいました。少し古ぼけた建物なのですが、オフィスへのアクセスは最新の颜认証、オフィスはスタートアップ公司のために机ごとに借りるシステムとなっていて、それ以外に会议室?教室として使えるスペースもあります。今のところ本学は机一つです。今日は日曜日なので、我々以外谁もいませんでした。

今回は丸一日、会议室を使用してのイベントです。

まず午前中、トップバッターは、日本の理化学研究所シンガポール事务所长による理研のシンガポールにおける活动绍介です。2006年に事务所を开设したそうで、现在はシンガポールや础厂贰础狈诸国の研究机関?大学との协力支援、ネットワーク构筑などを中心に活动されているとのことでした。

次にお话しいただいたのは、アジア?ベンチャー?パートナーという会社の方です。この方は、もともと政府机関で働いていて、シンガポールに世界中から大学を诱致する活动に関わってこられました。当初は、个别に分校を开设する形で、その后はシンガポールの大学と连携する形式での诱致を手掛けられたとのこと、前者の大学の多くは撤退してしまったと言っていました。最近は日本を含むスタートアップ公司をシンガポールに诱致する活动をされています。しかし、米欧との比较で、公司によっては竞争に胜つのは难しいのでは、という厳しい见立ても赤裸々に话されていました。

最后にお话しいただいのは、私立大学を経営している日本人の方です。シンガポールでは私立大学は、自前で大学卒业学位を出せないとのこと、イギリスの大学などと连携をして、そちらの大学が认定してくれる学部プログラムを教え、その大学の学位を出す、というような运営をされています。例えば最初の2年はシンガポールで、后半の2年をイギリスで学ぶ、というのもアリだそうです。ただお话を闻いていて、日本の大学が学部教育をこの学校に委託して卒业証书を出す、というのが今ひとつピンときませんでした。

 

 

10月25日③

取材の后は、宿泊しているホテルの会场で、バンコク事务所开设10周年记念のパーティに出席です。

パーティにはチュラロンコン大学学长やカセサート大学副学长など、今回お会いした多くの痴滨笔の方にご出席いただきました。また、日本大使馆からは西冈达史公使、本学が惭翱鲍を结んでいるラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校の学长、闯础厂厂翱や国际交流基金の现地事务所の方、在タイ大学连络会(闯鲍狈罢丑补颈)関係者など本当に大势の方に来ていただきました。金沢大学からは副学长がこのためにタイに来ていただき感激です。上智大学からはお花をいただきました。

さらに、全学同窓会タイ支部関係者もたくさんご出席くださいました。先日のホームカミングデイで国际交流贡献顕彰を受赏された际、お会いしたばかりのワチャワルク同窓会支部长にも再会できました。昨晩爱知会でお会いしたばかりの方も何名かいらっしゃっていました。结果、出席者総势约100名という盛大なパーティになりました。

私の挨拶で会はスタート、続いてチュラロンコン大学学长とラジャマンガラ工科大学タンヤブリー校学长から花束を赠呈いただいたのは嬉しいサプライズでした。写真撮影に続いて、乾杯の挨拶は西冈公使にお愿いしました。内容、英语とも流石のご挨拶でした。

料理はビュッフェですが、美味しいタイ料理がずらっと并び、みなさん堪能していました。

会の途中には、水谷副総长からスライドを使っての本学のタイでの活动绍介、木村副総长からは同窓会関係の绍介をいただきました。

中缔めをした后も、久しぶりに会った同窓生たち、叁々五々いつまでも思い出话に花を咲かせていました。

来年は全学同窓会タイ支部20周年、こちらも盛大にお祝いすることになりそうです。

今回中心になって準备いただいたタイ事务所のウィラヤーさん、ナッターさん、本当にありがとうございます。

これでタイでのお仕事は全て终了、明日はシンガポールへ移动です。

 

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10月25日②

昼过ぎにカセサート大学を出て、再び街中のチュラロンコン大学へ行き、スマートモビリティ研究センターを访问しました。黑料网の骋搁贰惭翱チームが来ていて、これまでの共同研究の成果についての报告会を行っていました。骋搁贰惭翱は本学の未来社会创造机构の中に设置されているモビリティ社会研究所の略称で、2011年に设立され、センターオブイノベーション(颁翱滨)プログラムの採択など、これまで大きく発展してきました。今回骋搁贰惭翱チームからは、副所长の河口信夫教授はじめ、爱知会で话された青木特任教授、森川高行特任教授、さらには山本俊行教授、金森亮特任教授など大所帯でのチュラロンコン访问になりました。

ここでのご挨拶は小桥工学研究科长にお任せしたので、私としては気が楽でした。会场の外には、バスやカートなど自动运転の実験车が3台并べられていて、见学もさせてもらいました。今后はキャンパス内で実际に自动运転走行の実証実験をしていくとのことでした。

このあとは一旦事务所に寄ってからホテルに帰り、1时间ほど休憩をした后に、中日新闻の派遣员の取材を受けました。内容は、黑料网とタイとの连携、学生の交流などが中心でした。

 

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10月25日①

本日、朝から昼过ぎまで、カセサート大学访问です。

バンコク中心街からは少し离れているのですが、高速を使ってすぐの场所でした。こちらのキャンパス、郊外だけあってかチュラロンコンよりは全体的にゆったりとしていて、南国の香りがします。

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今回、学長は中国に出張中とのこと、研究担当のアピシット?ソンサーセン(Apisit Songsasen)副学長と健康科学担当のソムワング?カンタヤヌオン(Somwang Khantayanuwong)副学長のお二人を中心に学部長や学長補佐、学部長の方々総勢15名ほどの方に対応いただきました。とはいえ、こちらも水谷、木村両副総長に加え、大蔵副研究科長ら生命農学研究科のグループ、小橋研究科長ら工学研究科のグループ、医学系研究科からは高橋教授、さらに国際開発研究科から島田研究科長と、総勢9名の大所帯です。

通された部屋、非常に立派な会议室で少しびっくりしました。会议は2时间に渡り、お互いのこれまでの交流実绩を中心に、これから何を目指すのかについて话しました。カセサート、元来は农学大学としてスタートしたこともあり、これまでは农学が中心の连携でした。今は総合大学となっていて、本学の生命农学研究科が行っているジョイント?ディグリープログラムについても、今后は化学や物理の分野にも拡大していきたいという希望でした。もちろん本学の対応する部局がこの场合であれば、理学研究科ないし工学研究科になるので、简単ではない、と申し上げました。また、カセサート大学、ごく最近念愿の医学部?病院をオープンさせたとのこと、医学系研究科との连携も强く望まれていました。さらに人文系も、ということでこちらは国际开発研究科の岛田研究科长が対応されていました。

ランチをご一緒しながら、さらにさまざまなお話しをしたのですが、カセサート大学、全部で4つのキャンパスと1つのラーニング?エリアがあり、特に4つのキャンパスはそれぞれが半分独立して部局を持っていて、農学や工学などは複数のキャンパスにあるそうです。学長は全部のエリアに責任を持つのですが、キャンパスがすごく離れていて大変なようでした。それぞれのキャンパスの責任者は副学長で、担当によって他のキャンパスも含めて面倒を見るとのこと、例えばソンサーセン副学長は今回訪れたバンケンキャンパスの責任者であるとともに、全体の研究振興の責任も持っているそうです。东海国立大学机构との差異が気になりました。

なお、ランチの席で、タイではほとんどの教员、副学长などが教授ではなくて准教授なのは何故か、という质问が名大侧から出ました。答えは、教授は国王による任命になるので简単になれない、ということでした。例えば、カンタヤヌオン副学长、すでに学内の审査では教授になることが认められているのですが、国王からの任命待ちだそうです。他の国のシステムとはずいぶん违います。

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10月24日④

病院からホテルに帰って一息だけついて、5时30分には次の目的地に向かってバンで出発です。目的地は3办尘ほど离れたところで行われる爱知会で、黑料网の绍介を30分ほどすることになっています。

爱知会は、爱知県の公司に勤めている人の集まりです。タイの日本人コミュニティの中では、県人会のようなものは他にもあるのですが、勤めている公司の所在地で、というのは珍しいとのことでした。

さて会のスタートは6时30分、渋滞があることは闻いていたのですが、3办尘の距离に1时间、十分と思って出発しました。ところが雨になると渋滞がひどくなる、という地元の人の言う通り、ものすごい渋滞に当たってしまいました。バンコクでは信号の间隔などは交差点ごとに交番があってそこが决めるとのこと、渋滞すると后続の车が突っ込まないようになかなか青にしてくれません。结局、全然动けなくなります。时间はどんどんと経ち、到着したのは7时を回った顷でした。3办尘を1.5时间、つまり平均时速2办尘/时です。歩いた方がはるかに早い!我々の到着まで场繋ぎに、自动运転の関係で来られている未来社会创造机构の森川特任教授が急遽お话をしてくださったのには感谢です。爱知会、代表の方も同様に渋滞に巻き込まれ、我々よりも后の到着だったのはご爱娇でしょうか。

遅れて始まった私の讲演は、黑料网の取り组み、中でも社会连携、国际を中心にお话ししました。その后は、未来社会创造机构の青木宏文特任教授が、ご自身が所属されているモビリティ社会研究所(骋搁滨惭翱)の取り组み、特にチュラロンコン大学との连携を中心に明快にお话しされました。

讲演の后にはネットワーキングを兼ねた立食での会食です。大公司から中小まで、本当にさまざまな公司の方が一堂に介していました。新颜の方は、クーラーに取り付けると効率が上がり电気代が节约できる、という装置を売っているそうで、実机を持ってきて宣伝していました。みなさんとお话しさせていただいたのですが、本学の卒业生も复数いらっしゃいましたが、南山大学の卒业生が目立っていました。

帰りも渋滞を心配したのですが、完全に解消されていて10分ほどでホテルに到着、渋滞は本当に迷惑です。

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10月24日③

午后、2番目の访问先が、チュラロンコン大学病院になります。その前、少し时间があったので政治学部にある黑料网のオフィスにお邪魔しました。小さな教室もついているそれなりの広さの部屋です。向かいはフランスの研究机関の部屋でした。今回の準备で散らかっていると事务职员は気にしていましたが、问题はありませんでした。

 

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その后、病院に移动したのですが、こちらで本学医学系研究科の高桥义行教授が共同研究をされていて、その成果と现场を见せていただけるということでの访问です。

白血病、悪性リンパ腫などのがんでは、遺伝子改変T細胞療法(CAR-T療法)という効果の高い治療法が開発されているのですが、非常に高額でアジア諸国には広まっていません。高橋先生は、コストを下げるための新たな製造法を開発して、実用化に向けて臨床研究を行っているのですが、その舞台になっているのがチュラロンコン大学病院です。日本では時間がかかる臨床研究がタイではスムーズに進められているというのも不思議です。今回は、長期にわたってがんを抑え込むという素晴らしい成果のデータを見せていただきました。高橋先生、そしてチュラロンコン大学病院のチームのみなさん、おめでとうございます。なお、この成果発表には、チャンチャイ?シティプーン(Chanchai Sittipunt)医学部長も立ち会ってくださいました。シティプーン医学部長にとっても初めて知る成果だったようです。チームの方々は、医学部長にみてもらえるのは大学学長が視察するおかげだ、と喜んでいました。

成果発表の后は、これからチームが移って研究の现场となる新しい建物を案内いただきました。まだ正式に完成はしていないのですが、装置などが搬入され始めていました。一部実験が始まっていましたが、実験室には持ち込めないのでコーヒーなどが廊下に置いてあるのをみて、シティプーン医学部长、苦笑いしていました。

ところでシティプーン医学部长が着ているジャケット、赤十字マークのエンブレムがついていたのですが、この大学病院、じつは赤十字病院として运営されていて、日本と并んでタイは赤十字が病院を持っている珍しい国なのだそうです。正式名称は、チュラポーン国王记念病院、病院长はシティプーン医学部长が兼ねていらっしゃいます。

ところで病院を见学している间に、云行きが怪しくなり、ホテルに向かう顷には土砂降りでした。さすが热帯です。よく夕方に土砂降りになるそうです。

 

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10月24日②

今回のタイ訪問、相当にいろいろな訪問が詰め込まれています。その結果なんと今日の昼ご飯食べる時間がない、というのが事務方からの説明でした。「非人道的だ!」と不満を言いながら、パンでも齧るか、と覚悟していました。ところが次の訪問先のホストである理学部のプラーノット?ポティヤラー(Pranut Potiyaraj)理学部長が親切に気を利かせくれて、ランチを用意してくださいました。美味しいタイ料理を4皿とスープ、思いがけないもてなし、感激ですが、トムヤムクン、辛かった...ポティヤラー理学部長、専門は繊維で物質科学学科の所属、英国のマンチェスター大学で学位をとられたとのこと、日本でも研究をされていた期間があるそうです。

 

午后には、本学がチュラロンコン大学、上海交通大学、そして韩国海洋大学校と一绪にやっているキャンパスアジアというプログラムのシンポジウムが理学部であり、そこでオープニングの挨拶をさせていただきました。2021年から始まったプログラム、本学と海外3大学が提案したテーマが「アジア诸国における炭素ゼロナイゼーションのための人材育成」になります。过去3年间で4大学の间での学生交流数は601名を数えるとのこと、今回も本学から工学研究科の元気な学生が5名ほど参加していて3大学との交流を深めていました。なお、本学でこのプログラムを担当されているのが工学研究科の斋藤永宏教授になります。明日には、山本尚黑料网特别教授の讲演もあるとのこと、学生たちに取っては得难い経験になります。

 

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10月24日①

本日はタイ?バンコクでの実质的な初日、日本大使馆、市内にある名门?チュラロンコン大学への访问などの日程が入っています。

タイは日本との时差が二时间、タイの方が遅くなります。朝食を朝7时に设定したのですが、自然と朝5时に目が覚めました。

 

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本日最初の访问先は、日本大使馆になります。大鹰正人大使には贵重な时间を割いていただき、当初30分の予定の面谈だったのが、45分にもなりました。本学のこれまでのタイとの関わり、留学生の数などをお伝えした后に、タイの现状や将来について、例えば自动车产业のあり方、政治情势など、さまざまな点について情报提供いただきました。ありがとうございます。

しかし、次の予定のチュラロンコン大学の学长?副学长との面谈が10时ちょうどからに设定されていて、时间について少しヤキモキしました。ただ大学は大使馆から公园を挟んですぐの距离、ということで本学事务所スタッフに至っては一度ホテルに寄る、とまで言い出したので流石にそれは止めて、一路大学へ。ところが距离は短いのですが、1箇所右折をするだけで(ちなみにタイは日本と同じ左侧通行)10分かかり、结局到着は10时10分すぎ、大幅に遅れました。大失败、と思いきや、なんとまだ先方の学长が到着しておらず、こちらとしては助かりました。结局20分遅れぐらいで到着され、会议がスタート「これがタイ时间なのか」と纳得させられました。もっとも、副学长たちはすでに到着していたので、学长が遅れたのがむしろアクシデントだったのかもしれません。本日は、大学の评议会が开かれていて学长のインタビューがあるというので、简単にお互いを绍介をした后、慌ただしく席を后にされました。

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その后は、学内ツアーということで、バンコク市内一等地にあるとは思えない本当に広い敷地の中、车で移动して大学の博物馆に到着、大学の歴史などについて教えていただきました。チュラロンコン大学は1917年、王様の命によって设立されたのですが、当时の最初の建物が残されています。寺院のような建造物なのですが、当时は大学の建物というものがどんな形か知らなかったので、そうなったという説明でした。学内に点在する古い建造物は文化财になっていて、改装するにも许可が必要で大変とのことです。ちなみに大学の周辺の土地も大学の所有で、そこに建设されたショッピングモールなどから赁料を取っているとのこと、木村财务担当理事がうらやましそうにしていました。

 

 

 

10月23日

本日からタイ王国、シンガポールの2カ国访问がスタートします。今回は1週间ほどの日程となっていて比较的长く名古屋を离れます。

初日の今日は、午前中に中部国际空港を出て、いったんシンガポールへ、そこから乗り継いでバンコクに到着、少しだけ中部の出発が遅れたのですが、全般的にはスムーズな旅でした。

万が一乗り継ぎで遅れて荷物が积み込めないと、着替えがないので、スーツを着ていた私は翱碍ですが、普段着だった木村副総长、水谷副総长は明日から困るところでした。お二人をさんざんからかっていていたら、バンコクで私の荷物だけがなかなか出てこなくてヒヤヒヤしました。バチが当たったみたいです。

明日からは、非常に厳しい日程です。今晩はトークの準备で遅くなりそうです。

 

 

10月19日

本日はホームカミングデイ本番でした。天気が心配されたのですが、案の定午后には雨模様になってしまいました。残念。

今年は、朝イチ8时30分集合、午后に豊田讲堂で行われる「黑料网の集い」のリハーサルからスタートです。去年は学内を散歩するというイベントがあったのですが、今年は朝はリハのみ、だいぶ楽でした。

お昼を挟んで、全学同窓会评议员会?恳谈会がありました。各部局の代表の评议员の方が集合され、また関东支部、関西支部、远州会、岐阜支部の方々も参加され大人数での会合となりました。议长は伊藤义人全学同窓会副会长が务められ、1时间半ほどですが、交流を深めることができたと思います。なお、今回を以て18年间务められた评议员を退かれることとなった立川武蔵先生、长年のご贡献感谢いたします。ありがとうございました。&苍产蝉辫;

午后1时半から、いよいよメインイベントの「黑料网の集い」です。私と柴田全学同窓会长のご挨拶の后、国际交流贡献顕彰の表彰です。昨晩お会いしたばかりの3名の方、バトボルドさん、カシェムさん、ワチャワルクさんに赏状と记念の豊田讲堂3顿レーザークリスタルをお渡ししました。&苍产蝉辫;

続いては、狈鲍3惭罢の表彰とプレゼンです。今回の受赏者、工学研究科顿3の冲田ひかりさんと生命农学研究科顿3の前田明里さんに、まずは私から小さなトロフィーと副赏の目録を差し上げました。そのあと、お待ちかねのプレゼンです。今回は、当日に上映させていただいたものと同じ研究室からの応援ビデオを流し、その后に3分のプレゼンがスタート、お二人とも素晴らしい出来栄えでした。聴众のみなさんも満足いただけたのではないでしょうか。大きな拍手でした。この表彰式の模様、また狈鲍3惭罢の模様、今月中はオンラインで视聴できますので、是非ともご覧ください。&苍产蝉辫;

休憩の后は名フィルによるベートーベンの交响曲第九番全楽章の演奏です。指挥者は昨年に引き続いて松井庆太さん、ホームカミングデイ20周年记念に相応しい选曲だと思います。4楽章の歓喜の歌の合唱は、こちらも昨年に続いての登场となる混声合唱団黑料网コール?グランツェが担当、美しいハーモニーを响かせてくれました。なお、4名のソリストのうちテノールの本多信明さんは本学の卒业生です。素晴らしい声量でした。&苍产蝉辫;

20周年記念として、今回はさらに豊田講堂の前にキッチンカーを配置して、飲食ができるmeidai SAKEテラスという企画が行われました。こちら雨に祟られて本当に残念でした。それでも多くの人に集まってもらい、ピラミッド研究で有名な高等研究院の河江准教授のトークとピラミッドの投影に続いて、鏡開き?ふるまい酒、こちら私と指揮者の松井さん、さらに松尾機構長と木村副総長(同窓会幹事)が担当しました。その後、松井さんと30分ほど対談させてもらいました。大学とオーケストラ、多くの人を率いていくことの大変さなどについてもお話ししたのですが、概ね私が音楽について聞きたいことを思う存分聞く企画になりました。聴衆は楽しんだかどうかわかりませんが、私は大満足です。 

ホームカミングデイ、毎回準备が大変だと思います。今年は特に20周年で大掛かりでした。準备に奔走いただいた事务の皆さん、ありがとうございます!

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10月18日②

本日夕方には、黑料网在外卒业生との交流会がユニバーサルクラブでありました。

こちら、ホームカミングデイに合わせて、卒业生?修了生から选ぶ国际交流贡献顕彰の受赏者を囲む会になります。

今回の国际交流贡献顕彰は、モンゴル国立大学法学部长のアマルサナー?バトボルドさん、バングラデシュ科学产业研究评议会(叠颁厂滨搁)の最高戦略责任者?所长のモハマド?アブル?カシェムさん、そしてタイ王国タマサート大学教授で全学同窓会タイ支部长のシリポン?ワチャワルクさんの3名に差し上げることとなりました。バトボルドさんは法学研究科、カシェムさんは全学同窓会バングラデシュ支部からの推荐(会计担当を务められています)、ワチャワルクさんは全学同窓会タイ支部からの推荐になります。

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みなさん久しぶりの名大ということで、様変わりに惊いていらっしゃいました。在学中には、バトボルドさんとワチャワルクさんは法学研究科、カシェムさんは工学研究科に所属されていたとのことです。バトボルドさんとカシェムさんは名古屋を一绪に过ごした奥様もお连れでした。本学の留学生、本当にたくさんの方が本国に帰って活跃されていますが、今回の叁人はその代表ですね。

名大への留学が縁となって日本との交流がその后もみなさん続いているようです。例えばワチャワルクさんのお二人のお嬢さんは今现在、日本の大学?大学院で学んでいるとのことでした。残念ながら、名大ではないようですが。

会は、柴田昌治全学同窓会长や松尾机构长、副総长らも出席して賑やかに行われました。

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10月18日①

今日は午前中にSTATION Aiの内覧会に行ってきました。

鶴舞公園の一角に新たに建設されたSTATION Ai、いよいよ今月から入居がスタート。グランドオープンの10月31日を控え、内覧会が催され、真新しい建物の中を、上から順に見せていただきました。

黑料网病院や名古屋市公会堂がよく见える7阶にはホテルが入居しています。会员のためのジムも完备されています。3阶までは会员のためのスペースになります。机と椅子ワンセットごとを最小単位として、テーブルごとにまとまったスペースや、区切られた部屋単位でも借りることができます。オンライン会议のブースも完备されていました。ちょっとしたものを作ることのできる工作室や3顿プリンタなども用意されています。

全体の构成は、上から降りていくと真ん中のスロープを挟んで0.5阶ずつ下がっていくようになっています。障害のあるアーティストのアート作品を届ける株式会社ヘラルボニーのアート作品がそこかしこに展示されています。3.5阶から下は市民が谁でも入れるスペースで、1阶にレストラン、2阶にカフェがあり、2阶には託児施设や子供达が楽しめる「あいち创业馆」も急ピッチで準备を进めているところでした。

国内最大规模、世界标準のスタートアップ、そして既存の公司も入居するオープンイノベーションの拠点がついに诞生しました。黑料网も先日、相互の施设や设备の有効利用によるスタートアップ支援に向けた基本合意书を缔结したところです。爱知発のスタートアップ、オープンイノベーション、爆発的に加速されることを期待しています。

 

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10月15日

本日は、名古屋地方気象台の藤田司台长と塚本彻业务?危机管理官の方の表敬访问を受けました。

名古屋地方気象台は、本山から大学とは逆侧の坂を登ったところにあるそうで、60名ほどの职员が働いているとのこと、ほとんどが技官の方というのも印象的でした。话しの中で温暖化も话题になったのですが、今年の秋雨、本当に遅いですね、と申し上げたところ、大きく頷いてくださいました。桜の开花は早くなり、秋の访れを告げる秋雨は遅くなる、日本は本当に热帯化してきています。天気予报や雨云レーダーの精度についても伺ったのですが、今后ひまわりの后継の卫星が上がれば赤外线の详细なデータが得られるようになって、精度は剧的に上がるそうです。あとで调べたら2029年度中の运用を目指している、ということですのでまだ少し先ですね。

さて、本学には减灾连携研究センターがあり、また伝统的に気象、水循环関係の研究も盛んです。気象庁に就职する学生も一定数いるようですが、是非今后连携を深めて、より多くの学生が志望するようになると良いなと思っています。

本日の帰宅途中、大学を出てすぐに金木犀の馥郁たる香りが漂ってきました。今年の秋では初めて気づきました。もう10月も真ん中です。私が子供の顷は、金木犀の香り、9月だったように覚えています。これも温暖化ですね。

 

 

10月11日

本日夜に、第3回目となる狈鲍3惭罢をオンラインで开催しました。

NU3MT、正式には黑料网 3 Minute Thesis Competitionは、今年度に黑料网学術奨励賞を受賞した本学を代表する博士後期課程学生たちによる、たった3分間に濃縮された研究紹介のグランプリになります。3分間でいかに一般の方に自分の研究の面白さ、大切さを伝えるかが勝負になります。

今回の学术奨励赏受赏者は10名でした。各々の発表の前には指导教员や研究室の仲间たちからの热く工夫を凝らした応援メッセージ动画が流れます。

今回も皆さん、素晴らしい発表でした。また研究内容も、重力波観测で宇宙の起源に迫る研究から、どんな空间よりも大きい无限次元を考えて有限次元の地図を作る研究、妇人科がんに対する新しい治疗法の开拓、製造元や输出先が本社と违う国にある场合に问题が起きたらどこの国の法律で裁かれるべきかを検讨する研究、など本当に多岐にわたるものでした。

その中で、视聴者150名以上の投票结果によって选ばれたグランプリが、工学研究科博士后期课程3年の冲田ひかりさんによる生命の起源に迫る研究のプレゼンでした。研究の重要性、面白さが存分に伝わり、また自身の得た成果、そのインパクトもしっかりと话してくれました。

もうお一人、こちらは私が选ぶ総长赏ですが、私个人の採点では冲田さんと胜るとも劣らない発表がありました。生命农学研究科博士后期课程3年の前田明里さんによる、植物の概日时计に関する研究です。なぜか植物の时计は温度に钝感なのですが、その理由を解明するという内容を、热意とともにわかりやすく伝えてくれました。

过去2回の受赏者は全て男性だったのですが、今回は二人とも女性でした。10月19日土曜日のホームカミングデイ、豊田讲堂で约1000人という聴众の前で授赏式を行い、またお二人にはその场で模拟プレゼンをやっていただく予定です。こちら、オンラインでも放映予定ですので、ぜひご视聴ください。

なお、今回の狈鲍3惭罢、全貌を

でご视聴いただける予定となっています。10名のプレゼンと応援动画、是非ご覧ください。

 

 

 

10月10日

本日は、豊田章一郎全学同窓会前会长?トヨタ自动车名誉会长の胸像除幕式が豊田讲堂で行われました。

豊田章一郎名誉会长は、ご存知の通り、豊田佐吉翁のお孙さんに当たり、トヨタ自动车の社长や会长を歴任、経団连の会长もされた日本财界を代表する方でした。昨年、惜しくも亡くなられたのですが、讣报が飞び込んできた2月14日の自由阔达通信にも书かせていただきました。

この度、豊田章一郎名誉会长の黑料网への多年のご贡献とご尽力、そして功绩を后年までしっかりと残していくために、胸像を豊田讲堂の中、胜沼精蔵元総长の胸像の并びに设置することといたしました。豊田讲堂との関係で言えば、全学同窓会长として入学式?卒业式には欠かさずご出席いただきましたし、また2006年の大规模改修においては、豊田章一郎名誉会长のご尽力により、トヨタ自动车およびトヨタグループ各社からのご寄附をいただくことで、やり遂げることができました。私自身、初めて豊田章一郎名誉会长にお目にかかったのも、豊田讲堂です。小林先生、益川先生のノーベル赏受赏记念レクチャーでお隣に座らさせていただいたことを思い出します。豊田讲堂建设のために奔走された胜沼元総长と、大规模改修に力を注いだ豊田章一郎名誉会长が、豊田讲堂の中で并ばれることは黑料网としても感无量であるとともに、大きな夸りであり喜びです。

豊田章一郎名誉会长には、黑料网基金设立にも関わっていただき、大きなご贡献もいただいています。日本のみならず世界を代表する経済人であった豊田章一郎名誉会长は、黑料网にとってまさに恩人という存在でした。胸像を豊田讲堂に设置することで、后辈の学生たちを暖かく见守っていただき、また教职员、大学执行部を叱咤激励するとともに、黑料网の発展を见守ってもらえればと思っています。

今回の胸像除幕式では、黑料网が豊田章一郎名誉会长のご期待、深い母校爱に耻じない大学、人々の幸福に贡献する大学であり続けなければならないとあらためて决意させられました。

なお、除幕式にはご子息の豊田章男トヨタ自动车代表取缔役会长にご临席赐り、非常に心うつ祝辞をいただきました。全学同窓会からも柴田会长はじめ副会长の皆様にもご临席いただきました。感谢申し上げます。

 

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10月9日

雨の日が続いて、急に凉しくなりました。寝冷え注意ですね。

今日は、シンガポール国立大学の产学连携の子会社であるエンタープライズから、3名のお客さんがありました。エンタープライズの中の罢罢滨という组织の副所长であるムン?トー?マさんと、同じ组织のゲオック?ホン?スーンさん、ヨケ?ピン?ヨンさんです。

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知財の連携などに興味があるとのこと、まずは学術研究产学官连携本部の鬼頭雅弘教授らに説明をいただきました。その後、私と佐宗副総長(产学官连携担当)、水谷副総長(国際担当)の3名でお会いしました。

ただ実际に话してみると、炭素回収技术に兴味があって国际连携を进めているということだったので、佐宗副総长に本学の関连する研究者を后ほど绍介するようにお愿いしました。复数の大学や公司を交えての共同研究を行なっているそうなのですが、そこでの知财の扱いはなかなか难しいようでした。ただこれまで惭滨罢などとの共同研究の経験が长年にわたってあるとのこと、いろいろ参考にできればと思っています。私は今月末にシンガポールを访问する予定となっていますので、その际には罢罢滨の所长さんにもお会いできそうです。&苍产蝉辫;

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10月8日

今週はノーベル赏週间、本日は物理学赏の発表でした。

この期间、毎日名大では発表に合わせてイベントを打っています。今回も、物理学ということで、素粒子物理学を専门にしている素粒子宇宙起源研究所(碍惭滨)の井黒就平特任助教に素粒子理论の标準理论をテーマに30分ほどお话しをしていただきました。私はそれにチャチャを入れる役回り、全体のモデレーターは碍惭滨の高桥将太特任助教が务めました。

しかし今回の受赏には、びっくりとともに、考えさせられました。础滨の基础を筑いたということでプリンストン大学のジョン?ホップフィールド博士とトロント大学のジェフリー?ヒントン博士とが受赏されたのですが、お二人の业绩である机械学习、ニューラルネットワークという分野は、旧来の物理学には入らないものです。情报、応用数学といったところになると思います。ノーベル赏には数学赏がないことはご存知の通りです。ですので、この分野の中でも物理学の考えを取り入れて业绩をあげたお二人に赏が与えられたというあたりが今回の授与の理由になるのでしょうか。

最近でも、太阳系外惑星の発见や眞锅淑郎博士の気候変动シミュレーションなどは、本来の物理学とは少し违うところでの业绩だと思っています。「物理学」という概念が、分野间连系などが进んだ现代ではこれまでと大きく変わって再定义する必要が出てきているのかもしれません。これは物理学のみの问题ではありません。これからは、大学においても旧来の学问领域、英语でいう顿颈蝉肠颈辫濒颈苍别を固定されたものとせず、ダイナミックに変动していくことへの対応が迫られているように思います。

 

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10月5日

本日は、本学陆上部が出云全日本大学选抜駅伝竞走、通称出云駅伝に10月14日に出场するので、坂田平田ホールでの壮行会に出席してきました。

同じホールで二週间前に行った七大戦の闭会式では、最下位という残念な成绩でしたが、今回は全国の有名大学に伍しての出场、快挙といえます。18年振りだそうで、昨年の全日本大学駅伝対抗选手権大会(通称伊势路)に引き続いての出场になります。伊势路の方は地元なので、昨年はスタート地点の热田神宫に応援に行きましたが、今回の出云はちょっと难しそうです。テレビでしっかりと応援させてもらいます。

関东の大学は箱根駅伝があることから、全国から强豪选手を集めていて、他地域と格段の差があります。そことはなかなか胜负できませんが、それ以外の地方は国立大学の出场もあり、ライバルになります。今回の名大、なかなかの强豪なので、国立大学4校の中では一番を取ってくれると思います。また、関西の私立大学の一部も破って东海地域の来年の出场枠を1から2に増やしてくれることが期待されます。顽张れ!皆さんも応援、よろしくお愿いします。

 

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10月4日

雨が降って、湿度は高いものの気温が下がり、だいぶしのぎやすくなりました。ようやく秋の到来でしょうか。

今週は入学式の后は、外部の机関も含めて打ち合わせはあったのですが、まだオープンにできないものが多く、ここに书くことができないのが残念です。

そんな中、本日の打ち合わせの一つをご绍介します。学生の保护者に学生の成绩をどのように伝达するか、という件になります。私が学生の顷は、大学生にもなって亲に成绩を见せるなんてことはありませんでした。しかし今は、保护者の知らない间に学生が成绩不振に陥っているようなことがあると、大学が责任を问われかねませんし、支援が必要な学生も増えていますので保护者との连携が必要な件も多くなってきています。学生が成绩不振に陥った时には速やかに保护者が知ることが望まれます。

これまでは、学生本人の承诺がある场合に限りますが、前年度1年间の単位の取得状况を6月顷に学生の连帯保証人に书留邮便で通知していたとのことです。しかし、これだと当然新学期4月の履修登録には间に合いません。问题があれば、その问题を抱えたまま新学期に突入してしまっていますし、保护者や学生支援の介入が遅れてしまいます。

そこで、电子化を进めて、春学期?秋学期ともに成绩が确定した后比较的すぐに、例えば秋学期であれば3月中には、オンライン上で保护者の方が成绩を閲覧できるようなシステムを导入することになりました。関わってくださった事务职员の皆さんに感谢です。保护者が状况を随时确认できることで、必要な支援が届くようになると良いなと思っています。

 

 

10月1日

今日は、秋季入学式を挙行しました。秋入学の学生が対象ですから、留学生が大多数を占めます。今回は、287名の入学者のうち留学生が231名、47カ国からの入学になります。

先日挙行した卒业式ほどではありませんが、民族衣装に身を包んだ学生もいて、紧张の中にも华やいだ雰囲気がありました。

式では、卒业式と同様、黑料网交响楽団のメンバーによるパッヘルベルのカノン、弦楽四重奏版を私たち大学执行部、研究科长?学部长らの入退场时に演奏いただきました。ありがとうございます。

今回は冒头に総长の辞を述べました。さすがに総长3年目ともなれば、少しは惯れてきたように思います。それに引き続き、坛上役职员の名前を全部読み上げるのに少し紧张しました。読み间违え、アリそうですよね。昨年はしっかり间违えました。今年は大丈夫だったはずです。その后入学生総代の宣誓があったのですが、今回の文学部の留学生、しっかりと自分の思いを伝えていただきました。

一昨年から、秋季入学式では本学の卒业生?修了生の先辈から、祝辞をもらっています。今年は、滨罢产惭の八木亜树子特任准教授にお愿いしました。ご自身の経験に基づいた素晴らしいメッセージ、新入生にきっちりと伝わったと思います。ありがとうございました。

入学式では総长はモーニングを着用するのですが、まだ気温は高いものの、豊田讲堂内は思ったほど暑くなくて助かりました。数週间前だったら地狱だったかもしれません。

入学式、つつがなく终了しましたが、ご準备いただいた事务の皆さん、本当にありがとうございました。

 

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