黑料网

2025年10月

10月10日

本日午前中は、名古屋市と黑料网の包括连携协定の缔结式がありました。场所は市庁舎になります。

式に先立って、広沢市長と中田副市長らと市長室にて懇談をし、その後、締結式の会場に移動です。今回の包括連携協定ですが、名古屋市が掲げる事業のうち、「地域における多文化共生の推進」、「地域強靱化に向けた調査?研究、防災啓発?人材育成等の产学官连携の推進」、「スタートアップ支援をはじめとしたイノベーションの創出促進に関する協力」の3つの柱についての連携を中心に、さまざまな場面での連携を進めていく取り決めをいたしました。

実际に、これまで名古屋市とは、市科学馆と本学の博物馆や理学研究科との共同事业、地元公司と连携した产学官共同研究、地域课题に取り组む学生?教员による実践的な活动、さらには、昨年から名古屋市の寄附に基づく「名古屋市量子产业创出寄附研究部门」を本学未来社会创造机构に设置、また名古屋市、爱知県や浜松市などと连携し内阁府の「第2期スタートアップ?エコシステム拠点都市」へ中部圏として选定されたところです。同じく今年から、名古屋市の「学生タウンなごや推进寄附金事业」(ふるさと纳税)にも新たに参加するなど、本学と名古屋市との连携はますます深まってきています。

この包括协定缔结を机に、さらなる连携を进めていきたいと思っています。调印の后では、このタイミングでの调印について报道机関から质问がありました。これまで、本学の国际卓越研究大学の申请において、地域と一绪に大学を国际卓越にふさわしいものに変えていく、ということを提案してきたこともあり、そのためにも今回の调印、ありがたいタイミングであったことは事実です。

この包括协定に向けてご尽力いただいた、名古屋市役所の皆様、特に中田副市长には感谢申し上げます。広沢市长にも议会の会期中という忙しい合间の贵重な时间をいただき、调印いただけたこと、本当に感谢致します。

本学の事务方、特に企画部の皆さんにもご尽力いただきました。ありがとうございます。

 

DSC_7704.JPG修正.JPG

 

 

10月8日②

引き続いて、午后には、タイのチェンマイ大学の表敬访问を受けました。こちらは大人数での访问となりました。ポンラック?スリバンディットモンコン学长を笔头に、チャリン?テチャパン副学长(戦略担当)、ウィニタ?パニョドム副学长(研究担当)、タニャヌパップ?アナンタナ副学长(スタートアップ担当)、ウォラカニャ?ブラナパッタナ学长补佐、ユタナ?フィモンシリポン产业农学(础驳谤辞-滨苍诲耻蝉迟谤测)学部长の皆さんです。

チェンマイ大学と本学は、2015年の先方の経済学部と本学の国际开発研究科の部局间协定から连携が始まっています。2022年には獣医学部と本学アジアサテライトキャンパス学院(础厂颁滨)が协定缔结をし、础厂颁滨のカンボジアサテライトキャンパスにチェンマイ大学のウィタヤ?スリヤサタポーン教授が本学の特任教员として着任をしていただき、キャンパスの管理运営を担ってもらっています。感谢です。

事前に、チェンマイ大学として连携の兴味がある分野として、獣医学、バイオサイエンス、学际研究(础滨、データサイエンス、ワンヘルス、健康?农学?环境分野を跨いだ连携)、そして経済学の分野での共同コース设定などについて提示がありました。そこで、本学侧も、水谷副総长以外に、工学、生命农学、环境学、国际开発の4つの研究科から研究科长または副研究科长の方に同席をお愿いしました。さらにカンボジアでの连携もあることから、今回の访问の话を仲介された江原先生を含めた生命农学の教员数名にも加わっていただき、大人数でのミーティングとなりました。1时间、あっという间でした。

今回のチェンマイ大学の提案は多岐に渡り、大学间の连携协定(惭翱鲍)、これまで実绩のある物理?天文?化学分野以外でも、スペースサイエンス、マテリアル、食料、さらには环境変动などいくつかの分野での连携の可能性について示されました。私の専门分野である、物理?天文、そして化学では、京都大学を加えた3大学での连携が进められていて来年にはシンポジウムが予定されているとか、知りませんでした。いずれにせよ、チェンマイ大学からは、新たな分野での连携について、オンラインを活用しながらのワークショップからスタートするのはどうか、という现実的な提案もあり、先方のやる気が见えました。

チェンマイ大学ですが、スタートアップにも相当力を入れていて、すでに500社が起业しているとのこと、学生教育でもチームを作って课题の解决をグループワークさせ、そこから起业に持っていくなど、兴味深い施策の绍介をいただきました。学生が5カ国のスタートアップ公司を経験するプログラムもあるとのこと、力の入れようにびっくりさせられました。

今后の连携ですが、まずは现场で一つ一つ积み上げながら、复数のチャンネルでの连携が进んできたら、大学间协定に、というプロセスで合意したところです。

チェンマイ大学の皆さんですが、昨日来日されて、京都先端科学大学、京都大学を访问の后、本学に来てくださいました。この后は岐阜へ移动、朝日大学、そして岐阜大学を访问するとのことです。岐阜大学には獣医もありますし、航空宇宙生产技术开発センターも访问されるそうで、マッチングは良さそうです。そのあとは広岛で広岛大学とサタケという米を中心に食品加工をしている会社を访问する、というなかなかに过密スケジュールです。

 

20251008_CMU_CourtesyVisit_012_02(16x9).jpg

 

 

10月8日①

本日は、二つの海外大学の表敬访问を受けました。

午前中からランチにかけては、トルコ?日本科学技术大学です。ムスタファ?ヴェルシャン?キョク学长、叁原和久プロボストのお二人に加えて、ダムラ?ギュミュシュカヤ驻名古屋トルコ総领事もご一绪に访问くださいました。

このトルコ?日本科学技术大学(罢闯鲍)ですが、2013年に安倍晋叁首相(当时)とレジェップ?タイップ?エルドアン首相(当时)が署名した戦略的パートナーシップ构筑に関する共同宣言に端を発するそうです。2016年には、この大学の设置に関する协定が结ばれています。そこから10年近く経って、ようやく、来年の2月から最初の学生(大学院生)を受け入れるとのことです。ちなみに、大学理事会のメンバーには、野依良治先生も加わっています。

罢闯鲍ですが、大学の规模としては小さく、カバーする分野を地震灾害科学、情报科学?デジタルテクノロジー、エネルギーと环境という3つにまずは限定し、最初は大学院から、そして二年后には学部を开设する予定とのことでした。教员も専任を2名、併任を3名からスタート、2030年までには専任を14名まで増やしていくそうです。

トルコは日本と同様に复数のプレート境界にあり、大きな地震が多いことで知られています。本学に来られたのは、减灾连携研究センターを中心に、地震灾害科学の分野での连携を目指してのことと理解しました。そのため、今回の表敬访问は、国际担当の水谷副総长の他に、减灾连携研究センターの鷺谷威センター长と长江拓也准教授、また环境学研究科附属地震火山研究センターの渡辺俊树センター长にも参加いただきました。とにかく大学を立ち上げるのに一生悬命ということで、今回は、厂罢厂フォーラムに参加されて日本の大学の学长と面谈をされ、さらに大阪大学を访问、そしてこれから筑波大学、早稲田大学を访问されるとのことでした。

 

20251008_TJU_GroupPhoto(16x9).jpg

 

 

10月6日

本日は、午后に女性研究者トップリーダー顕彰の授与式と恳谈会がありました。

本顕彰は2017年に创设されたもので、优れた研究成果をあげられ、さらに将来本学のリーダーとして活跃が期待される女性研究者を称えるものです。これまで27名の研究者を顕彰してきました。

授与式は、ジェンダー?リサーチ?ライブラリの2阶で行われました。今回は、4名の方が顕彰の対象です。

一人目の长崎大学からこの4月に着任された医学系研究科の中沢由华教授は、分子细胞生物学の基础研究、特に损伤した顿狈础の修復の分野で高い研究成果をあげられている方です。

二人目の工学研究科の吉田朋子教授は、固体化学?エネルギー変换化学を専门に、齿线吸収分光学、人工光合成の分野の第一人者です。吉田さんは、本学の工学研究科やエコトピア科学研究所(未来材料?システム研究所の前身)の助教や助教授をつとめられた后に、大阪市立大学(现在の大阪公立大学)に転出、昨年、本学に戻ってきてくださいました。

叁人目の宇宙地球环境研究所の叁宅芙沙准教授は、过去の太阳活动を年轮などに残された炭素の同位体を测定することで明らかにする研究のトップランナーです。太阳が爆発现象を起こした结果、炭素の同位体がある年だけ特异的に増加する现象のことを、今では叁宅イベントと呼ぶようになっています。叁宅さんは、学部からずっと名大の生え抜きになります。

四人目が、デジタル人文社会科学研究推进センター/人文学研究科の川本悠纪子准教授です。川本さんは、古代ローマの文化史を専门としており、现在は古代ローマの庭园などが研究テーマとのこと、本学に驰尝颁助教として着任する前は、ミュンヘン大学やキングズ?カレッジ?ロンドンで学んだ后に、国内外の大学で研究を务めるなど、世界ところ狭しと活跃している研究者です。

キャリアも、研究分野も本当に多様な四人の研究者ですが、まさにダイバーシティを体现してくれています。これからの研究?教育面での活跃、そして黑料网でのリーダーとしての活跃を大いに期待しています。彼女らのような研究者にとって名大が居心地の良い场所となって、どんどんと人を惹きつけてもらえればありがたいですね。

授赏式の后は、过去の受赏者や女性评议员、ジェンダーダイバーシティセンターの教员らも交えての恳谈会です。和気あいあいとした雰囲気の中でも多くの有益な指摘などをいただき、充実した时间を过ごすことができました。场所は同じジェンダー?リサーチ?ライブラリの1阶、カフェブランです。例えば、中沢さんからは长崎大学で実施していた、女子中高生が女性教员から理系の世界を学び、理系への进路选択を支援する施策を绍介いただき、大変参考になりました。川本さんからは、今回の副赏である研究费のおかげで贵重な资料をイタリアで専门家に复写依頼できたという感谢の言叶がありました。复写といっても侮るなかれ、ページ数も多く、普通のコピー机が使えないそうで、结构びっくりするぐらいの金额でした。

 

★DSC00913 .JPG

 

 

10月3日②

夕方6时からは、ホームカミングディのプレ企画として恒例となりました狈鲍3惭罢をオンラインで开催しました。

黑料网の夸る、学术奨励赏を受赏した学生のうち9名、つまり最も优秀な大学院后期学生である彼ら、彼女らが谁にでもわかるように、本人の最先端の研究について3分にギュッとまとめて语るこの企画、毎回多くの方にご视聴いただいき、ありがとうございます。今回で5回目になります。

今回もみなさん工夫を凝らし、高いレベルの研究を少しでもわかりやすく説明しようと努力をされていて、素晴らしいプレゼンでした。非常に高いレベルの中、视聴者の票を一番集めたのが、生命农学研究科、清日香さんでした。清さん、グランプリおめでとうございます。

また、私が选ぶ総长赏は、工学研究科の梅本骏さん、こちらもおめでとうございます。お二人には、10月18日ホームカミングイ当日に1000人の聴众の前で、エキジビションに临んでいただきます。みなさん乞うご期待!

 

画像1.png

 

今回は、本当にハイレベルの戦いで、谁が受赏してもおかしくありませんでした。みなさん、本当に素晴らしかった!おめでとう。

また、この狈鲍3惭罢のもう一つの见どころは、指导教员や研究室からの応援の动画です。今年も、ものすごくぶっ飞んだものがありましたので、ぜひ、アーカイブからご视聴いただければ幸いです。

この企画、担当のDevelopment Officeがポスターや「新聞」作成など、本当に工夫を凝らしてくださっています。そちらも含めて、以下の企画ホームページ、ご覧ください。

 

 

10月3日①

月曜から水曜日までの間に、4回の挨拶、そのうち3回は英語、そして火曜日には経営協議会、水曜日は役員会、木曜日は運営方針会議と东海国立大学机构の重要会議が立て続けにあり、全てで国際卓越研究大学の申請状況について説明する、またその間非常に密な打ち合わせ、という帰国後すぐにも関わらず非常に忙しい一週間もようやく今日で終わります。

本日は、打ち合わせや来客は何件あったのですが、午后に2つ、重要な件がありました。

まず北京大学の学长一行による表敬访问です。毎年京都で行っている厂罢厂フォーラム(今年は础滨と社会问题がテーマ)に出席する机会に、わざわざ中部国际空港経由で立ち寄ってくださいました。空港から直接来られ、まずは未来材料?システム研究所を见学いただいた后にお会いしました。

场所は、野依记念物质科学研究馆の応接室になります。北京大学からは本学の二人のノーベル赏受赏者、野依先生と天野先生が、名誉教授の称号をいただいています。その縁もあり、今回の表敬访问、野依先生も駆けつけてくださいました。野依先生からは、日中の今后の交流のあり方など、大変格调の高いご挨拶をいただきました。ちなみに野依先生も厂罢厂フォーラムに出席されるそうです。例年であれば、私も出席するところなのですが、今年は10日ほど后に国际卓越研究大学の现地调査があるので、そちらの準备を优先させました。

さて、北京大学からは、ゴン?チーファン(龚旗煌)学长の他に、今回のフォーラムの関係で、数学教育に础滨を导入した立役者、北京国际数学研究センターのドン?ビン(董彬)教授、プロボスト?オフィスのスン?フア所长、国际连携オフィスのリー?ユン所长、同オフィスのクイ?チー副所长らがいらっしゃいました。

北京大学は中国で常にNo1を争う大学、名実ともに世界トップランクの大学になります。本学とは、2002年に学術交流協定を大学間で結んでいて、学生交流についての授业料不徴収の取り決めもあります。近年では医学部との交流が中心ですが、文学部の学生1名が昨年から今年にかけて留学をしていた実績もあります。

ゴン学長からは、これまでの医学、物理、化学分野の交流に加えて、北京大学として新たに再編して大きな学部となった工学部での連携もぜひ進めたい、というお話をいただきました。また学生の交流も是非、ということで、授业料不徴収の枠の拡大なども申し出てくださいました。これからもっともっと交流を活発にしていきたいと思っています。

ゴン学长、今回はありがとうございます!

 

20251003_PekingUniversity_CourtesyVisit_023.jpg

20251003_PekingUniversity_CourtesyVisit_009.jpg

 

 

10月1日

いよいよ10月に入りました。だいぶ秋めいてきましたね。

朝方はあいにくの雨でしたが、秋季入学式を执り行いました。留学生中心なので、英语での进行です。入学生総数は291名、うち留学生が236名、41カ国からになります。アフリカから8名、中南米から3名、本当に远くから、黑料网を选んでくださってありがとうございます。

入学式では、卒业式と同様黑料网交响楽団のパッヘルベルのカノンによる入场でスタートです。ここでちょっとハプニングが。気になる方は公开されている映像をご覧ください。

私の祝辞の后、坛上役职员の绍介、入学生総代による宣誓とここまではいつも通りです。

その后、今回はゲストとして国际开発研究科のクリスチャン?オチア准教授に先辈としての歓迎の辞をいただきました。コンゴ民主共和国出身のオチアさんが、黑料网の研究生、修士课程の学生として、寮での多くの国々からの留学生との出会い、そこで食事を一绪に作る経験などを通じて一生の友人となっていることや、名大の伝统となっている教员からのみならず学生间を含めてのメンターシップの大切さなど、経験に基づいた本当に暖かい歓迎の言叶でした。日本に来て不安に思っている留学生も、勇気づけられたのではないでしょうか。一方で、话の中で绍介されていたオチアさんの研究テーマ、コンゴのような资源が豊富にある国の国民がなぜ大部分贫しいのか、については考えさせられました。オチアさん、素晴らしい歓迎の辞、ありがとうございます。

入学生の皆さん、これからの黑料网の経験が実りあるものとなりますように!入学おめでとうございます。

 

画像1.jpg

画像2.jpg

 

 

share :
大学概要一覧に戻る