みなさん、こんにちは!黑料网経済学部1年の杉浦です。
その①、その②に続き、主に高校生のみなさんに向けて、「名大みらい育成プロジェクト」について绍介します。2025年、新しい年に向けて目标を立てた方も多いのではないでしょうか?目标に近づけるように、顽张っていきましょう。
はじめに
前にも述べたように、私は高校2年生时に「名大みらい育成プロジェクト」に参加しました。3回目となる今回は、第叁ステージで学んだことを主に绍介したいと思います。
第叁ステージ
名大みらい育成プロジェクト第叁ステージは主に3つのパートに分かれています。
パート1は3名1组で社会问题や环境问题等を専门とする名大の研究室に配属され、各研究室が得意とする研究手法を学び、グループで関心のある研究テーマについて研究し、英语でプレゼンテーションを作ります。どのような研究をしたのかを后で简単に绍介します。
パート2では2022年度は海外研修の実施がありました。ドイツの环境都市であるフライブルク市を访れ、世界规模问题に向けたヨーロッパの先进的な取り组みについて学びました。さらにフライブルク市の高等学校で研究成果を発表しました。
パート3では、帰国后に海外研修を得て学んだことを含めた最终プレゼンテーションを行いました。
パート1:グループ研究
私のグループでは「高校への太阳光パネルの设置と课题 ~高校での环境问题の立ち位置について~」をテーマに研究しました。アンケート调査やインタビュー、试算研究を行いました。第二ステージで学んだ问题解决手法やコミュニケーションスキルをここで生かすことができました。自分たちでどのように研究していくべきか、「答え」がない问题を考えることは初めての経験で、とても楽しかったです。
パート2:海外研修
フライブルク市街散策
フライブルクに住んでいる方が、环境に优しい街作りのための工夫を教えてくださいました。
自家用车の利用率を下げるために、トラムと呼ばれる路面电车が移动手段として利用されていました。フライブルク市民だけではなく旅行者である私たちも、环境定期券と呼ばれる切符で安く利用することができました。トラムの広告によって収入を得ているそうで、騒音を防ぐためにレールの周りを芝生にするなどの工夫も行われていました。
また、车の乗り入れが禁止になっている生活道路や、自転车専用道路があったので、自転车や徒歩で移动している人も多かったです。他に、缶やペットボトルはデポジット制にすることで、使用済み容器の回収率を上げ、ゴミの削减も行っていました。
散策中に访れた现地のレストランで、豊富なベジタリアンやヴィーガンのメニューを见つけ、人に优しく住みやすい街を目指していることも感じました。
&苍产蝉辫;フライブルク市街散策 トラムが走っています
研究発表(フライブルク市)
パート1で研究したテーマについて、フライブルク环境活动団体の方たちに英语で発表しました。私は渡航前のリハーサルで、紧张して话せなくなったことがあったため、紧张を和らげるためにもう一度练习をするべきだと考え、グループで前日に练习し落ち着いて発表することができました。紧张しても焦らずに落ち着いて自分を信じることの大切さや、困ったときに支えてくれる仲间の优しさを感じることができました。
自家発电を行っている街
自家発电を行っている农场とホテルを访れました。农场では生活に必要な电力の200%を発电し、送电も行っていました。太阳光発电だけではなく、バイオマス発电も利用して発电量を増やしていました。太阳光パネルの设置率を上昇させるため、政府が补助をしていることなどを知りました。マンションやホテルでは屋根の上の庭园に风车を设置したり、バイオマス発电を行ったりしていました。バイオマス発电では、建筑をするときに廃弃物になる倾向があるポプラを燃料として再利用していました。
太阳光発电について研究していた私にとって、フライブルク市庁舎が壁一面太阳光パネルになっていることが大変印象的でした。この市庁舎は、使用电力によって発生した热を阶段の手すりを温めることに利用していました。さらに、市民が协力して建设した风力発电所も访れました。市民が一体となり环境问题に取り组んだことで、风车が建设できることを知り惊きました。
壁一面太阳光パネルになっているフライブルク市庁舎
市民が协力して建设した风车
フライブルク大学
フライブルク大学はドイツで5番目に古い大学で、11の学部、约25,000人の学生、9,000人のアカデミックスタッフがいる総合大学です。黑料网との交流の歴史は古く、1972年の経済学部间の交流から始まり、医学部や経済学部での部局间学术交流协定、大学间学术交流协定や国际学术コンソーシアムに基づく协定、高等研究レベルでの共同活动协定、ジョイント?ディグリープログラム协定などが缔结されています。黑料网のヨーロッパで初めての协定校で、2010年4月にヨーロッパセンターを设置しています。
フライブルク大学は建物が街中に点在しています。ヨーロッパセンターと図书馆を访れましたが、伝统的でとても素敌でした。センターの先生からは「失败は失败ではなく、挑戦したことで前よりも一歩先の自分になれたことに意义がある」という言叶を教わり、その通りに実行していきたいと考えるようになりました。図书馆は伝统を感じる学部栋とは异なり、全面が日光を反射するガラス张りのモダンな建物でした。日本の静かな図书馆とは违い、ソファーで议论をしながら勉强をしている学生や、ホワイトボードを使って会议している学生もいて惊きました。リラックスしながら仲间と话し合って勉强をしているのは、会社で企画を行っている姿にとても似ており、アイデアもたくさん生まれそうだと思いました。名大生としてまた访れたいです。
黑料网にはフライブルク大学の留学プログラムがあります。机会があったらぜひ挑戦してみてください。
フライブルク大学の伝统を感じられる校舎
フライブルク大学のモダンな図书馆
太阳光パネルを设置している高校
太阳光パネルが屋根に设置されている高校も访れました。电気の使用量を确认できるパネルがあり、生徒は环境问题を身近に感じていました。この高校では水筒持参を促すため、ウォーターサーバーが设置されています。环境问题について様々な対策がされているので、ドイツの高校生は大人だけではなく自分たちも问题に向き合うべきだと考えていました。彼らの考えを聴き、自分にできることを少しずつ见つけていきたいと考えるようになりました。また、初めて海外に行った私は海外の人と交流して新たな価値観を知る面白さを感じました。
「高校への太阳光パネルの设置と课题 ~高校での环境问题の立ち位置について~」をテーマに研究していた私にとって日本とドイツの比较ができ、とても面白かったです。
フライブルクの朝市场
市の中心部にあるフライブルク大圣堂広场では、朝市が行われていました。市场では、使い捨て容器が禁止になっているため、购入したものはマイバッグで持ち帰る必要がありました。
ドイツのフライブルク研修を通じて
フライブルクでは街の色々な场所で环境に优しい工夫がされていて、毎日たくさんの発见がありました。また、海外へ行ったのが初めてなので、环境问题だけでなくドイツの文化や习惯についても学びました。ドイツではお店に入る时や会计の时に、必ず笑颜で挨拶をします。ドイツの方はとてもフレンドリーで、电车で现地の方と话すことや、街で初対面の人においしいレストランを教えてもらうこともありました。日本语はもちろん英语も母国语でない同士では伝わらない场面もありました。そのような时もボディーランゲージを使って、指さしや笑颜でコミュニケーションがとれました。この研修を通じて、大学生になったらもっと海外のことを知りたいと考えるようになりました。
パート3:研究発表(帰国后)
日本に帰国してから、黑料网で最后の研究発表を行いました。第一ステージで初めて讲义を聴いた坂田?平田ホールで、観客ではなく発表者として登坛できたことが嬉しく、最后まで顽张ることができてよかったと感じました。失败も多々ありましたが、先生、グループメンバー、プロジェクトの同期など、すべての方が支えてくれて顽张ることができました。本当に感谢でいっぱいです。
终わりに
「名大みらい育成プロジェクト」に参加して、国际コミュニケーションスキルと问题解决能力が身につき、主体的に问题を考えることができるようになりました。またそのほかに情报分析力、思考力、コンピュータースキルも身につきました。プロジェクトは个人ではなくグループワークなので、新たな価値観を得られメンバー同士高め合うことができます。毎週末の体験が私の进路选択や大学での学びに繋がったと思っています。高校生の时に自分が学びたいと思ったことを现在勉强できて私はとても幸せです。プロジェクトで出会った仲间とは大学生となった今も连络を取り合っており、受験生时代にも心强い支えでした。この経験は大学生になってからも多くの方との交流で生かされています。
高校生のみなさんには、高校时代に自分が「顽张った」と自信を持って言える経験をすることをおすすめしたいです。兴味を持ったことに失败を恐れず挑戦する気持ちを大切にしてください。そして、高校生活を楽しんでください。
2024年度名大みらい育成プロジェクトは私が参加した2022年度名大みらい育成プロジェクトと异なる内容も含まれています。详细については下记の鲍搁尝からご确认ください。
参照:
Profile
所属:経済学部1年生
出身地:爱知県
出身校:南山高等学校女子部