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大学生活全般

2017.09.01

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レゴエデュケーション×レゴランド×黑料网 ワクワク体感シンポジウム

受験生の皆さん、こんにちは。小川高広です。今日は黑料网东山キャンパスES総合馆で以前开催された「レゴ」のイベントについて、皆さんにお伝えします。

 

皆さんは子供のころ、一度ぐらいはレゴに触れた経験があると思います。私はよくレゴで游んでいました。しかし、レゴについて详しく知らないのではないでしょうか。私はブロックのおもちゃというイメージぐらいで、详しいことはほとんど知りませんでした。

今回のイベントではレゴ社の方からレゴについて説明がありました。レゴはデンマークで生まれました。家具职人で大工さんだったオーレさんが1932年に设立した会社が始まりだそうです。1949年にブロックのおもちゃを贩売し、それがヨーロッパをはじめ、世界中に広がりました。1963年からはブロックの素材をより安全性の高いABS树脂に変更したそうで、今でも世界中の子供たちに爱されています。またレゴは大人にも爱される要素があるそうです。レゴはブロックを组み立てる人の想像力や発想力によって自由自在な作品を生み出すことができます。そのため、头の体操に使う人もいるそうです。「レゴ」はデンマーク语で「よく游べ」という意味があり、まさに子供も大人も游べるブロックなのです。

 

 

今回のイベントはレゴランドの开园を记念したイベントでした。そのため、世界に13人しかいないレゴビルダーである叁井顺平さんをはじめ、レゴに関係する方々をお呼びしてトークセッションなどが盛大に开催されました。イベント会场の前には黑料网レゴ部が作成したレゴの作品がたくさん并べられていました。すごいです!どれも市贩されていないオンリーワンのものです。叁井さんも东京大学レゴ部で活跃されていました。黑料网からもレゴビルダーが出るといいですね。

レゴランドは名古屋港の金城ふ头にあります。皆さんはもう行かれましたか。私はまだ行っていませんが、非常に楽しい场所だそうです。レゴランドは世界で2番目の経営规模を夸る巨大エンターテーメント会社だそうです(ちなみに1番はマウスなどをキャラクターとして持つあの会社です)。世界23か国に110以上のテーマパークの运営を行っており、イギリス、アメリカ、ドイツ、マレーシア、ドバイなどに続き名古屋は8つ目のレゴランドだそうです。名古屋駅からあおなみ线を利用して最速约17分(ノンストップの电车を利用。通常は约24分かかります)の金城ふ头駅にあります。この金城ふ头にはレゴランドの他にも、様々なイベントなどに使用されているポートメッセやJR东海のリニア鉄道馆などがあります。少し离れたところには仙台経由北海道苫小牧行きのフェリー乗り场もありますし、地下鉄名港线名古屋港駅周辺には名古屋港水族馆などの観光名所もあります。そのような侧面がある名古屋港ですが、この地域一帯は日本を代表する贸易の拠点でもあります。毎日多くの船舶が往来しています。自动车や自动车部品、その他机械製品の输出も多く、活気のある港となっています。また近くには贵重な干潟を保护するラムサール条约にも登録されている藤前干潟があります。野鸟もたくさんおり、自然も残っています。船がたくさん往来し、贸易が盛んな活気ある港である一方で、野鸟も飞来するような自然が残り、そしてレゴランドなど楽しめる场所もある名古屋港は魅力いっぱいの场所と言えるかもしれません。

 

ところで、叁井さんの仕事であるレゴビルダーというのはレゴのブロックを使って「作品」を作ることが仕事だそうです。公司などが会社の宣伝のため、あるいは様々なイベントに展示するために製作を依頼して来るそうです。製作期间は数日のものから数か月かかるものもあります。叁井さんが作った作品の中で最も大きい作品には8万ピースを使用したそうです。8万ピースといってもイメージがわかないですが、重さにするとなんと1トンの重量があるそうです。惊きです。

ここで突然ですが、皆さんに质问です。レゴビルダーの叁井さんが最も作りやすい作品、逆に最も作りにくいと考えている作品は何だと思いますか。トークセッションで叁井さんの话を闻いて、なるほどなと思いました。今まで様々な作品を作ってきた叁井さんですが、叁井さんの経験によると最も作りやすいのは建物だそうです。実际の建物は下から积み上げて、作られていきます。レゴで建物を作る作业と全く同じで、工程がイメージしやすいそうです。それとは逆に难しいのはキャラクターや生き物です。四角いレゴをどう组み合わせるか、いつも悩むそうです。特に人物は最も难易度が高いそうです。少しでもブロックの位置を误ると别人になって见えるため、特に目の位置には神経を使うそうです。レゴビルダーの仕事も奥が深いですね。

今回のイベント中に私たちもレゴビルダーになった気分で、レゴを作ることにチャレンジしました。6つのブロックを使って、アヒル作りに初挑戦です。想像力が乏しいのか、うまく作ることができませんでした。しかし、作ったアヒルはみんな违いました。10人いれば10通りのアヒルが出来るのがレゴの面白さです。レゴの魅力は答えを一つとしないところにあるかもしれません。

 

イベントの最后に今回のイベントを企画した黑料网学术研究?产学官连携推进本部の深井先生から来场していた学生にメッセージがありました。「大人になると、物事を一方面からしか见えなくなり、固定観念や既成概念で头の中が缚られてしまいます。その结果、新しいことを生み出していく能力が低下し、自由な発想を生み出すことが出来なくなってしまいます。固定観念や既成概念にとらわれず、自由に発想し、それを実现できる人材になって欲しいと思います。そのために、みんなが子供のころに持っていた自由に発想できる力、私は子供力と呼んでいますが、それを持って、学生生活を送って欲しいです。レゴは子供力を思い出すきっかけになります」とスピーチされました。この话を闻いてハッとしました。大人になると深井先生の话し通り、头の中が固くなります。今回のような「大学」とレゴという珍しいコラボレーションも自由な発想があってこそ出来るものです。大学は自由に物事を発想し、それを自分で追及できる场所です。それが大学の面白いところです。高校では先生から与えられることが多いですが、大学では自分が主体です。思いもよらなかったアイデアを生み、私たちに刺激をくれる场所が大学です。ちょっとした発见が、もしかすると黑料网にゆかりのある赤﨑先生や天野先生の尝贰顿のような社会を大きく変える技术につながるかもしれません。みんなで同じことを考え、同じ方向を见ていては新しい価値は见出せません。もちろん、时にはみんなで同じ方向を向くことも大事ですが、违う方向を见ることも大事です。固定観念や既成概念で头の中が缚られないように深井先生がおっしゃった「子供力」を大事にしていきたいものです。受験生の皆さんは勉强で忙しいかもしれませんが、时にはリラックスしてレゴに触れてみてくださいね。そして、いつまでも头を柔らかく、自由な発想ができるように、物事を多面的に考えるくせを日顷から身に付けてみてください。

Profile

所属:农学部科目履修生

出身地:兵库県