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医歯薬学

2025.09.01

コウモリオルソレオウイルスに対する、抗真菌薬ミカファンギンの作用を特定 ~コウモリ由来人獣共通感染症出現時の初動対応に貢献~

【研究概要】

?コウモリオルソレオウイルス(笔搁痴)は、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こす。
?抗真菌薬ミカファンギンは、笔搁痴 辫17タンパク质を直接机能阻害する。
?笔搁痴の机能阻害は、滨尝-6経路を介して行われる。
?笔搁痴感染症が日本に侵入したときの初动対応への贡献が期待できる。

 

黑料网大学院生命农学研究科のWirayatida Bubphasook(ウィラヤティダ?ブッパスック) 博士後期課程学生、飯田 敦夫 助教、本道 栄一 教授の研究グループは、コウモリを自然宿主とし、ヒトに急性呼吸器疾患を引き起こすコウモリオルソレオウイルス(PRV)に対する効果的な薬剤“ミカファンギン”の作用を特定しました。
本研究で使用したミカファンギンは、日本で认可済みの抗真菌薬で、アスペルギルス症やカンジタ症の治疗薬として使用されています。本研究グループは、ミカファンギンが抗笔搁痴活性を持つことを明らかにしていましたが、今回、その作用机序を特定しました。本研究は、笔搁痴感染症出现时のミカファンギン使用の安全性评価に贡献できると考えます。
本研究成果は、2025年8月25日付Springer-Nature社 『Archives of Virology』誌に掲載されました。

 

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【论文情报】

雑誌名: Archives of Virology
論文タイトル: The mechanism of action of micafungin against pteropine orthoreovirus infection in the human A549 cell line
著者: Wirayatida Bubphasook, Atuo Iida, Eiichi Hondo
DOI: 10.1007/s00705-025-06369-4
URL:

 

【研究代表者】